TOEIC Listenning & Reading(新形式)はココが変わった
【Part 1】
- 問題数:10問から6問に変更
- 出題形式:旧形式と変わらず
【Part 2】
- 問題数:30問から25問に変更
- 出題形式:旧形式と変わらず
- 但し、間接的な応答が正解になる設問が、旧形式よりやや難度が増しています。
- (例)質問「最近できた1階のカフェでランチしない?」正解:「その店には今週2回行ったよ」(つまり丁重に断っている)
【Part 3】
- 問題数:30問から39問に変更
- 出題形式:発言が4回以上(6回から8回)の長い会話(全体の情報量は旧形式とさほど変わらず)、3人の会話の形式が追加されました。
- 設問形式:話し手の発言の意図を聞く問題、表やグラフ等を見ながら音声と照合させて解く問題が追加されました。(計5問)
【Part 4】
- 問題数:30問のまま変更無し
- 設問形式:話し手の発言の意図を聞く問題、表やグラフ等を見ながら音声と照合させて解く問題が追加されました。(計5問)
【Part 5】
- 問題数:40問から30問に変更
- 出題形式:旧形式と変わらず(文法の知識、語彙の知識を問う問題)
【Part 6】
- 問題数:12問から16問に変更
- 出題形式:文章は合計で4つ。選択肢が1つの文章に対して3つから4つになりました。
- 設問形式:追加になった1問(Part 6全体で計4問)は単語や語句ではなくて、選択肢に文章が4つあります。文章の前後の流れから、どの選択肢が入るのが正しいかが問われます。
【Part 7】
- 問題数:48問から54問に変更
- 出題形式:以下の出題形式が追加されました。
- オンラインのチャット(SNSやスマートフォンで交わす会話のような内容)が展開される文章が追加になりました。
- 設問形式:チャット上で書き手の意図を問う問題が出題されます。(2問程度)
- 文章に4つの空欄があります。ある1つの文章が、全体の文脈からどの空欄に入るのが適切かが問われます。(2問程度)
- ダブルパッセージが旧形式の20問から10問に減り、トリプルパッセージが15問追加されました。(シングルパッセージは29問)
【発言の意図を聞く設問の問題例】
- 設問 What does the man mean when he says "I'll have to meet a client this afternoon."?
- 男性が「今日の午後に顧客会わないといけないんだ」と述べる時、その意図は何か?
- その前に女性が「今日の午後に打ち合わせできない?」と聞いていれば、それを断る理由として述べているわけです。
- He cannot accept woman's request.などの選択肢が正解となります。
TOEICコース レベル別学習内容
スコア450まで〜新卒日本人の平均レベル 目標正答数 LR共に約50〜52問
- スコア300以下の方の場合はTOEICの内容よりも先ずは中学、高校英語の基本から学習すべきです。文法は中学から高校2年位までの内容を独自に開発した画像やイメージを駆使した教材で「英語の基礎」から分かりやすく解説しています。
- リスニングも英語と日本語の音やリズム感の違いなどを解説します。短期間でスコアアップするための基礎を着実にします。
【主な学習内容】
- スコア470に必要な語彙約200語のマスター
- 「イメージで学ぶ英文法」で英語の基本を理解
- 短文リピート練習でリスニングの土台固め
スコア600まで〜一般に管理職に求められるレベル 目標正答数 LR共に62〜65問程度
- スコア450〜500に達すると英語の基本は出来ていますが、まだ語彙、文法共に甘さが残る。
- スコア600までに乗り越えなくてはいけない壁がありますが、それを最短で克服します。
【主な学習内容】
- Part 3、4対策〜英語が長くなっても途中から分からなくなることを無くすための「正しい音読」
- Part 5、6対策〜「良く出るパターン」を繰り返し練習して得点源にします。
- Part 7は「英文を長く複雑にする要因」(関係詞の省略や分詞の駆使)を理解して、「解くべき問題」、「後回しにすべき問題」を見分けて600点に必要な正解数に絞って演習します。
スコア730まで〜海外取引担当者に求められるレベル 目標正答数 LR共に75〜77問程度
- リスニングはかなり解けるがPart 3、4共にまだ先読みが完全ではなくて、音声に追いつかれて結局勘で解く問題がある。
- リーディングは未だダブルパッセージの手前位までしか解けない。英文が長いと返り読みが多く「読んだ気がした」状態で正解の根拠を指摘出来ない。
【主な学習内容】
- Part 1対策〜最近の公開テストで頻出の「Part 1特有の語彙、表現」を確実に押さえて得点源にします。
- Part 3、4対策〜スコア600までの練習にプラスして、より細かい内容を正確に聞き取り、「定番の問題」以外でも正答する練習
- Part 5〜7対策〜より難しい文法問題や慣用表現、語彙(語法)、長めの英文でも返り読みしないで内容を追う練習
スコア860から900〜海外駐在、英語講師レベル 目標正答数 LR共に88〜92問以上
- リスニングは450から満点近くまで取れるが、惜しい所で正解を逃す問題もある。本番ではまだ難しく感じる問題が5〜10問程ある。
- リーディングは10問程残すか、何とか全問解ききる。しかし出来た感の割にはPart 7で落としていて、その原因が分からない。
【主な学習内容】
- Part 1、2対策〜公開テスト、IPで実例のある「超難問」でも確実に正答できる語彙、表現をマスターして全問正解を目指します。
- Part 3、4対策〜英語は無論、先読み、集中力養成のためのアドバイス
- Part 5、6対策〜上級者が落とす難解な語彙問題も過去3年のテスト実例、日本だけでなく韓国の問題集も分析している講師が解説します。
- Part 7対策〜長文を最後まで読んで全問解答するための読解力、解答力をつけます。やや難解な記事や取扱説明書でも大丈夫です。
TOEICコース パート別の学習内容 リスニング編
Part1 新形式で問題数が6問に減りました。出題形式は旧形式と変わりありません。
- Part1では10問中7問位までは人物が写っていてほとんどは進行形なのが決まりのパターンです。
- The man is putting on his tie.と聞こえても、単にネクタイを締めた人がいるだけではひっかかります。その男性が手をネクタイにあてて、正に付けようとしている場面の写真でないと正解ではありません。
- 読み上げられる文章は1センテンスで短いので1語でも聞き取れないと致命的です。選択肢を聞いて瞬時に正解か否かを判断できなくてはなりません。
- 写真を見て、「この写真ならどんな文が正解なのか?」と考えることも必要です。
Part2 新形式で問題数が25問に減りました。出題形式は旧形式と変わりありません。
- Part2では絶対に知っておくべき「定番化されたひっかけのパターン」があります。
- レッスンではまず最初にそのパターンから講義します。
- Part2は得点源でもあるので、本来の力を出せば正解できる問題をひっかけで落とすのは非常に勿体ないです。
- 問題演習をやってひっかけに惑わされないように練習して、Part2を得点源にしましょう。
Part3 新形式で問題数が39問に増えました。出題形式も新しい設問が導入されました。
- Part3はPart1や2と違って会話を全て聞けなくても急所を聞き逃さなければ正解出来ます。
- 設問のパターンから会話の急所を判断します。問題文は常に先読みしておくことが肝心で、出来なかった場合はすぐに気持ちを切り替えてあきらめて、次の問題を読んでおくこともまた肝心です。
- 「What are the speakers talking about?」という設問なら全体的な状況を聞いています。会話の最初だけの部分だけで即断することは禁物です。
- 「When is the shop going to be closed?」という設問なら選択肢の「A:At 7:00、B:At 7:30、C:8:00、D:8:30」などの選択肢を見た時点で、時間に注意しなくてはなりません。会話の前半と後半で2回時間を言う場合もあります。どちらが正解なのか判断する練習していきます。
- 新形式では3人の会話、発言回数が6回〜8回の会話、話者の意図を聞く設問、表やグラフ等を見ながら音声も聴いて答える問題が追加されました。問題演習で慣れればそれほど恐れるには足りません。
Part4 新形式で問題数は30問で変わらずですが、出題形式も新しい設問が導入されました。
- Part4もPart3と同様に全て聞けなくても急所を聞き逃さなければ正解出来ます。
- Part3と違うのは、まず問題文の最後の単語を注意して聞くことです。「Questions 71 to 73 refer to the following announcement」という問題も次ではannouncementがpresentation、message、news reportなどのように毎回変わるので、最後の単語でまずおおよその内容を把握します。
- 次にPart4でも設問のパターンはある程度決まっているので、Part4でも先読みを心がけて大意を把握する手がかりにします。
- 「What is the purpose of the message?」のような全体的な状況を問う問題はPart3同様にやはり最後まで聞いてから判断した方が良いです。
- 「According to the message, why was the man late for the meeting?」などの設問が1番目にあったら比較的最初の方に手がかりが聞こえてくると思った方が良いでしょう。
- 新形式ではPart 3同様に話者の意図を聞く問題、表やグラフ等を見ながら音声も聴いて答える問題が追加されました。Part 3同様に対策していきます。
TOEICコース パート別の学習内容 リーディング編
リーディング対策の基本
- リーディングでまず大切なことは「時間配分」です。リスニングではアナウンスの通りに進むので配分を気にしなくても45分間が経過しますが、リーディングは違います。75分と時間も長くなり、問題の量も膨大です。
- まずは確実に取れる問題を押さえていきましょう。Part5の問題は括弧の前後だけで判断できる問題もあるので、文章全てを読まずに時間を節約する方法も学びます。
- Part7は最初の問題ほど比較的易しくて、徐々に難しくなっていきます。しかし、最後のdouble passageでさらに難しくなるかというと、(全てではありませんが)簡単な問題もあります。
- 最後の方は疲労度も増すのでPart7の中で解きやすい問題を見極める練習もしていきます。
Part5 新形式では問題数が30問に減りました。出題形式は旧形式と変わりありません。
- まず多いのは品詞を選ばせる問題です。一つの単語の名詞形なのか?動詞形なのか?或いは副詞形なのか?といった問題です。
- We want to inrease the ( ) of health insurance to working families.(我々は働く家族がより多く健康保険に加入できるようになることを望んでいる。
- A:available
- B:availe
- C:availably
- D:availability
- 冠詞の後は必ず名詞形になります。この問題ではまず選択肢を見て、「品詞を選ばせる問題だな」と判断して、括弧の前のtheを見たらすぐに名詞形の選択肢Dを選んで次の問題にいきましょう。
- 他に多いのは前置詞と接続詞、形容詞と副詞を選ばせる問題です。(これだけでは難しく感じるかもしれませんが、レッスンを受けた後は理解できていると実感できます。)
Part6 新形式では問題数が16問に増えました。出題形式も単語や語句の穴埋めだけでなく、空欄に適切な「文章」を選ぶ問題が追加されました。
- Part6はPart5同様に括弧の前後だけで正解を判断できる問題もあれば、全体を読まないとできない問題もあります。
- Part5のように適切な品詞を選ばせる問題はあまりなくて、純粋に語彙力を試す問題です。
- 但し、現在分詞、過去分詞のいずれが正しいのかを問う問題は定番です。
- We still have not heard your response on that mattter despite our ( ) request.(弊社の何度かに渡る依頼にも拘わらず、その件に関する回答を聞いておりません。)
- A:repeating
- B:repeat
- C:repeated
- D:repeatedly
- ここではrequestにかかる語としては(弊社によって)「”繰り返された”依頼」という観点で考えるのが重要です。
- 「依頼」そのものに意志があって自ら繰り返すのでなく、それが人間によって「繰り返された」のですから正解はrepeatedとなります。
- (この例でも、難しく感じるかもしれませんが、Part5の例と同様にレッスンを受けた後は理解できていると実感できます。)
Part7 新形式では問題数が54問に増えました。出題形式もオンラインのチャットの問題、文章が3つある問題が追加されました。
- 一般的な傾向としては最初ほど易しく、徐々に難しくなっていきます。
- まず本文を読んでから設問を読んで正解を探す方法もありますが、それは上級者向けで最初はまず設問を読んだ方が良いでしょう。
- ここでも設問のパターンはおおよそ決まっています。
- What is the purpose of this letter?のように全体の趣旨を問う問題、Why did the manager cancelled his appointment?のように細部まで問う問題です。
- 前者のパターンではまずは一通り文を読んだ方が良いのですが、後者のパターンが最初にあったら、まずは本文の第1パラグラフに手掛かりがないか読んでみましょう。
- そこに手掛かりがあれば、まず最初の1問目を解答します。
- 次に設問の2番目を読みます。通常は第2パラグラフに手掛かりがあります。第1パラグラフには1番目の問題の手掛かりがあるので、同じパラグラフに2問以上の手掛かりがあることはあまりありません。
- 第2パラグラフに手掛かりがあれば、設問に解答します。
- このようにまず、設問を読んで本文の最初のパラグラフを読む、また設問を読んで本文の次のパラグラフを読むというように進めていきます。
- 最初に本文を全て読んでも良いのですが、それから設問を読んでも結局また本文を読み返すことになるからです。
- Part7はDouble Passageの少し前の問題が結構難しくなります。そこで時間に限りがあると思ったら、思い切ってDouble Passageの簡単な問題(5問中最初の1,2番目に多い)から解くのも方法の1つです。
生徒の声
通い始めて2か月のSさん(40代男性)に話を聞きました。
- (Q)TOEICコースを受講しようと思ったのはどうしてですか?
- (A)2年程勉強してきて最初はまずまずのペースでスコアも上がっていたのですが400点位からやっている割には上がらなくなってしまって何がまずいのか分からなかったんです。
- (Q)本校を知る前まではどんな勉強をしていたのですか?
- (A)TOEICの模試、問題集を解いて、解説を読む、知らない単語をチェックしたら次の問題集をやるという方法でした。
- (Q)レッスンを受け始めてからは学習法は変わりましたか?
- (A)全然変わりました。それまでは数多くの問題をこなすことを重視していましたが、根本的に変わりました。それまでは復習しているようで、実はさほどしていなかったんですね。
- (Q)やり方を変えてからはスコアは変わりましたか?
- (A)400点前後だったのが目標の550点を超えるようになりました。2か月程度でこんなにも変わるのかと思いました。
- (Q)Sさんは熱心にやっていますし、まだまだアップしますよ。頑張って下さい。
通い始めて3か月のKさん(20代男性)に話を聞きました。
- (Q)TOEICコースを受講しようと思ったのはどうしてですか?
- (A)会社で受験が半ば義務づけられているからというのもありますが、これから英語を勉強していく上でスキルアップのバロメーターになると思って始めました。
- (Q)始めてみていかがですか?
- (A)最初はとにかくリスニングが速くて、全然分からなかったです。リーディングも文法から遠ざかっていたので最初からやり直すつもりでした。
- (Q)普段は勉強に充てる時間は殆どないと聞きましたが?
- (A)そうですね。仕事や他のこともあるので。せめて週に1〜2時間は確保しようと始めました。
- (Q)上達の実感はありますか?
- (A)リスニングは変わらず難しいと感じますが、それでもPart2のひっかけなどには慣れてきたように思えます。最近通勤途中で薦められた文法の本を読むようになりました。最初はやはり難しかったのですがレッスンで質問できるので必ず聞くようにしていたら徐々に分かってきて、楽しくなってきました。
- (Q)楽しんでやるというのは一番大切ですね。続けていけば必ず結果は出ますので頑張って下さい。