実用英会話の学習内容
海外旅行や出張で困らないレベルを脱して留学や駐在、海外出張にも支障のないレベルを目指します。
- ネイティブとの議論に必要な表現や慣用句を様々な状況を想定して学びます。
- また、表現や慣用句の暗記だけでなく、英語圏文化特有の習慣、発想の相違等を学びます。
- そして習慣、発想の違いを踏まえた上で、直訳英語を脱して、より適切な英語でどう表現すれば良いのかを練習します。
- ちょっとした言い回しの違いや単語の使い方で相手に与える印象の違いなども併せて学びます。
- 中級以上でも必要に応じて日本語でフォローする場合もあります。
- 使う教材は英会話入門クラスと同様に海外の文献を編集したものや、必要に応じて英字新聞や雑誌等も教材に使っていきます。
初級までは文法のおさらいと表現を練習すれば何とかなりますが、中級からは色々な話題を扱い、予期していなかった質問にも瞬時に英語で対応する力が必要になります。
また、レベルアップしている実感も初級の時ほどは感じられなくなります。
「言いたいのに言えない!」というジレンマと簡単にレベルアップ出来ずに上のクラスに進めない焦りから巷の英会話スクールではこの時期に続かなくなる人が多いようです。
しかしながらこの時期に止めてしまうのは講師として最もお薦め出来ないパターンです。
折角お金と時間をかけて基本を終えられて、色々な人たちと様々な話題について英語で話していける段階に到達しつつあるのに本当に勿体ないことです。
この時期にどのようなレッスンを受けて、またどのように勉強するかが上達の鍵と言って良いでしょう。
当校では毎回のレッスンで「言えなかった表現」「言うのに苦労した表現」をピックアップしてレッスンすることも行います。
また、日頃の勉強での疑問点や悩みなどがあれば、適宜カウンセリングしてアドバイスしていきます。
授業例1
取り上げるトピックは受講生の興味の対象等に応じて選択します。以下の例以外にも様々な題材でレッスンします。
- インターネットを見てばかりいる高校生。母親には「ネット中毒」と言われています。インターネットは有害?
- いつも彼女にデート代をおごらせれる大学生。たまには割り勘にしたいと思っていますが、うまくいくのでしょうか?
- 子供が誤って花瓶を壊してしまいました。本当はとても貴重な花瓶ですが、泣きながら謝る子どもに母親は「あれは安物だから大丈夫よ。」と嘘を言ってしまいました。「許される嘘」(英語ではWhite Lieと言います。)はあるのでしょうか?
- 結婚して3年目のビジネスマン。父親にはそろそろ子供を作れと言われていますが、当人にはその気はありません。子育ては必要でしょうか?
- 会社の決算の申告漏れを偶発的に発見してしまった経理部長。これを告発すべきでしょうか?
講座案内の「実用英会話」で取り上げたような「コミュニケートする」「相手の議論を掘り下げて議論をより面白くする」コツを掴めば会話がもっと楽しくなります。
授業例2
- 「それはいい質問です。」の訳語として正しいのはどれでしょう?
- That's a good question.
- That's an excellent question.
- That's an intelligent question.
実はこの例も状況というか、話し手の意図によります。普通に考えればgood questionで問題ないように思えます。
通常ネイティブがgood questionと言う時は質問そのものを誉めるのではなくて、「うーん。難しい質問をされたなあ。」と思った時、一瞬「何と言っていいか分からないや」と思った時に使うこともあります。
ですから相手が核心をついているなと思ったら2や3の方が適切な表現といえます。
- 「お客様は神様です。」を英語で何と言いますか?
- Customer is god.などと直訳で言ったらとんでもないことになります。アメリカ映画などでは「Oh my God!」とか「Jesus!」といった台詞が結構頻繁に使われていますが、日常生活で通常の信仰心を持ったネイティブ相手にそうした表現を使うのは
彼らにとって耐え難いことであると考えるべきです。
- 西洋の一神教の世界では神といえば正に全知全能、人間を遙かに超えた存在なので、普通の人間が神でありうるはずがないのです。この例では映画「アイ・アム・サム」でショーン・ペンが言ったCustomer is always right.くらいに言っておくのが無難です。
授業例3
- 英語のなぞなぞです。泳ぐことのできないプールはどんなプール??
- 相乗りすることを英語でcar pool(do car pooling)と言います。なんだか小学生のなぞなぞみたいですが、英語にもこうしたユーモアがあるのですよ。
- それではもう一つ。英語の単語で一番長いのは何?これまたなぞなぞなので考えすぎてはいけませんぞ。ヒントは最初の文字はSです。
- 答:Smiles つまり最初のSと最後の間がmile、つまり1mileというわけ。
生徒の声
通い始めて4か月のIさん(30代女性)に話を聞きました。
- (Q)実用英会話コースを受けてみようと思ったきっかけは何ですか?
- (A)以前はネイティブ講師のレッスンを他校で受けていたのですが言いたいことがうまく言えずに続けられなかったのです。でもART英会話教室で体験レッスンを受けて少し難しい内容でも結構簡単な英語で言えるんだと分かってまた続けようと思いました。
- (Q)それは良かったです。うまく言えなかったのはその頃は語彙が不足しているからだと思っていませんでしたか?
- (A)そうなんです。難しい内容を言う時は、英語もそれなりに難しくなるような気がして変に考えすぎていたようなんです。一見難しく聞こえる日本語も意外と簡単な日本語で言えるんだと考えるようになってから楽になりました。
- (Q)本校のレッスンを評価していただいている点は?
- (A)やはり分からなくなっても、すぐに助け舟を出してもらえるので落ち着いて受けられるのと、その人に合った内容でレッスンを受けられる点ですね。
- (Q)レッスンでは今後どんな内容を学んでいきたいですか?
- (A)色々な話題でもついていけるようになりたいです。英語もそうですが、日本語での知識習得も欠かせませんね。
- (Q)この調子で続ければまだまだ伸びます。頑張って下さい。
通い始めて2か月のNさん(20代女性)に話しを聞きました。
- (Q)実用英会話コースを受けてみようと思ったきっかけは何ですか?
- (A)学校(大学)で会話のコースも受けているのですが、人数が多いので話す時間が少なくて伸び悩みを感じていたからです。ART英会話教室は場所も近くて、料金も格安なので決めました。
- (Q)体験レッスンを受けてみていかがでしたか?
- (A)レッスンの説明よりも、まず先にこちらが抱えている学習面での悩みについて切り出されたので、良い意味で少し面喰いました。ほとんどのスクールはコースや料金の話ばかりで「この受講生に欠けている要因は何か?」などは二の次でしたから。
- (Q)レッスンを受け始めてから変わりましたか?
- (A)2か月なので会話力や語彙が急激にアップしたようにはまだ思えませんが、英語学習に対する考えははっきり変わりました。「今の自分が目標とすべきレベル」を把握して「自分がやるべきこと」が見えてきましたから。
- (Q)具体的には?
- (A)以前はリスニングならリスニングの練習、リーディングはリーディングと別々に考えていたのですが、そうではないと聞いて納得できました。「リスニングを上げるために○○をやるんだ。」「スピーキング上達のために△△が欠かせない。」と意識して練習するようになりました。
- (Q)そうですね。それが分かると上達も早いです。頑張って下さい。